侍学府の生徒たち〜キャラクタークラスの基本的な説明〜

●三国より集う生徒たち
 楼国の侍、レヴァンティアース帝国のフューリア、フェズランド王国の魔陣師――その若き見習いたちが、侍学府に通う生徒となります。
 侍、フューリア、魔陣師は、それぞれ発現の形は違えども、この世界における大多数の「普通の人」とは異なる力を操ります。その三種(※)の力は違うように見えて、本質的には同じであるとも言われています。

※世界にはこの三種以外にも特殊な力が存在します。またフェズランド王国では、魔陣師は複数ある魔術師の系統の一派でしかありません。

侍とは

フューリアとは

魔陣師とは

●侍・フューリア・魔陣師たちの能力
侍:「剣神」という神を武器に寄り憑かせる能力を用いて、「祈願」や「剣技」を行います。

フューリア:リエラを召喚して、「特殊能力」や「技」を使います。ただし「特殊能力」と「技」を使うのはフューリア本人ではなくリエラなので、思い通りに使ってもらえない場合もあります。

魔陣師:陣を描き、領域を広げて、その中で「精錬」や「魔技」を行います。

●「祈願」「特殊能力」「精錬」と技類の違い
 「祈願」と「剣技」、「特殊能力」と「技」、「精錬」と「魔技」の関係は同じようなもので、「祈願」「特殊能力」「精錬」の方が総じて弱い威力となります。それが攻撃的な性質であろうとも、「剣技」「技」「魔技」の攻撃よりは弱いものだと思ってください。
 「剣技」「技」「魔技」は強すぎるがゆえに濫用を禁じられており、許される相手、許された場所でなくては使用することが難しくなっています。迂闊に使用すれば、無辜の一般人を巻き込み命を奪うでしょう。そのような事になれば、使った者が罰せらたり、罰せられるに至らずとも個人の評価が落ちることとなります。
 技の類は概ね、侍は神の力を、リエラは深き淵の力を、魔陣師は世界に眠る真理の力を引き出して使っており、引き出した者は徐々に疲労はしますが、多くの技には極端な反動はありません。しかし反動が皆無ではなく、非常に大きい反動を持つ技も存在します。
 「祈願」「特殊能力」「精錬」は弱いがゆえに限定的に使用すること、一般人に被害を出さずに使うことも可能で、また応用力の高いものも多くなっています。代わりに、それらは技類と異なり個人のエネルギーに依存することが多く、力を引き出す代わりに使用後に長い時間動けなくなる者や、次に使えるようになるまでに長い時間を要する者も存在します。

●「剣神の儀」・「リエラ召喚(交信第1段階)」・「防御陣を描く」にかかる時間
 すべて、基本的に「十分」かかります。なので何も準備のない状態からいきなり技は使えません。
 しかし「剣神の儀が終了して武器に神を宿した」「リエラとの疎通が行われた(交信第1段階)」「防御陣を描き上げた」状態からであれば、「剣技を使う」「リエラの技を使う(交信第3段階)」「領域を広げて魔技を使う」に移行することは、一瞬でも行えます。ただ、手順を踏むよりも発揮できる力が弱くなったり、範囲が狭くなったりします。
 通常はその最終段階に至る前に、「精神集中」「リエラの姿を現す(交信第2段階)」と、「領域の魔法陣を描く」という手順を踏み、それによって十分な力を発揮することができます。またこの中間段階に至ることで、技類とは異なる固有の能力「祈願」「特殊能力」「精錬」を使用できます。

侍     「十分の剣神の儀」>「一分の精神集中」>「一瞬で剣技の使用」
フューリア 「十分で第1段階(意思の疎通)」>「一分で第2段階(実体化)」>「一瞬で第3段階(技使用)」
魔陣師   「十分で防御陣を描く」>「一分で領域を広げる」>「一瞬で範囲内への魔技の使用」

 しかし生存に関わる極めて緊急の事態の時には、何もない状態から最後の段階まですべてを一瞬で行うこともあります。これを防御発動と言い、ある意味能力の暴走であり、一瞬で限界近くまで疲労するため、その後長く制御し続けることは困難となります。

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